キーボード考(2) DOSからWindowsまで

初めてのパソコン?はCASIOのPB100というポケコンだった。メモリーが1kbだったと思う。その時は電卓の延長としてBASICが使えるというだけで、何もわからず買った。大特価で定価の半額だったというのも理由の一つだった。確か研修で「電卓を持参すること」とあったとき、このポケコンを持って行って周りから奇異な目で見られた。

次に買ったのがシャ-プのX1tuboというテレビ+パソコンのPCだった。そのキーボドの矢印キーは今では考えられないような配列になっていた。

買ってきて文字入力もママまらぬ時だったから特に何も思っていなかった。ある時友人(FM7所有者)が触るなり「何!このPC、カーソル移動が滅茶やり難い」と言った。当時はそういえばとは思ったがもうどうしようもない。アメ横へ行くとパソコンは矢印キーを見るようになった。そして上下左右の移動となれば十字配列が一番いいだろうと思っていた。

次のPCはNECの9801UXという、DOSマシーンだった。これは左右キーの上下に↑↓キーなので十字配列の感じでいいと思った。それに何といっても16bitでありもう時代は98以外はパソコンではないというぐらいのシェアを誇っていた。

ところがWindowsになってwindos98になり遅ればせながら自作というDIYの世界に入った。初めてこの矢印キーが逆T配列の物を手に入れた。確かFilcoのものでalpsのメカニカルキーが使われていたような気がする。これは店員の「98に似たキータッチです」という言葉にほだされて買ったような気がする。なんと十字配列より逆Tの方が断然なじむ。10キー付きのフルキーボードだったが、そのころから10キーは何となく邪魔な存在で矢印キーは逆Tというものが普通になってきた。