愛車遍歴(1)

ちょっとキーボードネタがつきた感じですね。若いころ(30歳前後)、仕事で人口3000人ほどの村へ行くことになり、車が必要になりました。その時買ったのが初代シビック(SB1)3ドアハッチバックです。何もわからず友人の勧めのまま(確か40万だったと思います)購入しました。当時は車を持つ生活など考えたこともなく、まあ成り行き上という感じでした。こんな凶器ともいえる道具を日常で使い、運動神経もなく下手くそな運転でも「運転することが楽しくなる」生活が始まりました。車はいまだにマニュアル車です。初代シビック①からまた新シビック② → CR-X③ → 鈴木カプチーノ④ → マツダロードスターNC1⑤で現在に至っています。

  1. とにかく初代シビックは初めてということもあり車のことは何もわかりませんでした。ただ3ドアハッチバックの格好は好きでした。そして本田宗一郎のいう人の魅力にホンダ車以外は好きになれないというか、選択肢にありませんでした。
  2. バラードCR-Xは1600DOHCにサンルーフ付きという贅沢仕様。ただ半分目を開けたリトラクタブルが魅力だったのに、ボンネットとの境が面一でなく微妙な凹凸があり苦になりました。HONDAの広報誌などを見ても同様に微妙な段差感がありこれがHONDAの限界か?当時は力強い走りに僕にはもったいない感じでした。全体に小さくて、ホイールベースが短く回頭性がよかったというか、ケツの滑りが危険でよかったのかな?
  3. 次にユーノスロードスターに試乗に行って、道路に出た途端その機敏な回頭性にびっくりした。危険な感じがしたがすぐに慣れ、それがすごく魅力的に感じた。FRの良さというのもいいと思った。傲慢な店員の態度(下取りのCR-Xに「こんな車イランと言われた=下取り査定0円どころか廃棄料が欲しいとでも言いかねない感じ)に腹立たしくなり、他の中古店でも3台ほど試乗した。恰好も車としての性能にも魅力を感じた。唯一気になったのは、リトラクタブルヘッドライト。下り坂のカーブでライトを灯していると跳ね上げた目が視界を邪魔をしてコーナーが見づらいのだ。そこでいろんな雑誌で下調べをした。幌車というのも気になった。
  4. この頃は車好きな友人がおり、いろんな車を試乗していた。ホンダのブルドッグと言われたCITY TurboⅡだった。初めてのターボ車で物珍しさがあったし、ディーラーも「どうぞ」って感じで試乗OKだった。喜んで友人と試乗。下り坂でシフトダウンしたら回転数がターボゾーンに入り急加速してびっくりした。でも買うなら新車は無理で(店員の売れているからであろう横柄な態度も嫌だった)した。あのハンドリングを求めて、FRマニュアルかミッドシップを希望していた。
  5. となるとFRマニュアルはスズキカプチーノミッドシップはホンダビート。ビートは普通に走っていても音がうるさい。4000回転あたりでないと走れない感じだった。ミッドシップは原理的にオーバードライブになる気がするが、極めてマイルド。それに見た目、若者限定仕様な感じで特にシートのゼブラ模様は好きになれなかった。それに対しカプチーノは本当に超ライトウエイトスポーツという感じがしました。取り回しの良さはロードスターの比ではなく、カタログでラック&ピニオンの比率を見たらロドスタ15.0でカプチ15.5だったような気がした。比率的にもロドスタの方がクイックでまあステアリングを変えればこのぐらいの差は・・・なんて勝手に考えていた。一応値引きはできないのでCR-X の下取りを上げますとか言われて買っちゃいました。ステアリングはPersonalを選んで多少はクイックになったような気がするが、ロードスタの比ではなかった。でも、永遠に乗り続けたい気がした。定年後も乗っていたが登坂車線の追い越しが5000回転を超えるうるささと、燃料タンクの小ささでパートに出るのに毎週給油しなければならない(20Lだったと思う)という残念さが気になり始めた。