コロナになりまして(2)

22日(月曜日)は仕事がある。ここからコロナ発覚の話になる。

  1. 朝起きると昨日に増して体がだるい。会社の始める8時半電話で「体調不良で今日は欠勤する旨を伝える」
  2. 9時かかりつけ医に電話をして症状を伝える。いつもは歩いて行く病院だが「車で来てください」とのこと。一般患者と一緒にしたくないからとの事のようだ。駐車場も裏へつけてくれとの事。
  3. 看護師による問診。
  4. 医師による抗原検査。「陽性です。」との事。薬は「エトドラッグ(腰の鎮痛用)・イルソグラシン(胃腸用)を使っているが、ロキソニンもある」と話したら「ロキソニンにしなさい」との話。後は役所から電話があるからその指示に従うようにとの事

抗原検査陽性と聞いて、これまで他人事だと思っていたコロナがいよいよ自分の身に降りかかろうとは!プーさんウイルス爆弾に被爆した」

その日のうちに市から電話があった。

  1. 20日に発症、30日まで療養、31日から通常の生活に戻る。
  2. それまで外出不可
  3. 「一人暮らしなのでスーパーなどの買い出しはいいですか?」と聞くとそれも不可。明日、県から電話があるのでその時に話してください。対応してくれるはずです。」との事。

何やら陽性=感染者=悪者的な雰囲気だ。今まで年金生活者にとって無職状態だから金銭的には変わらない=病気になるだけの違いと思っていました。しかし外出不可、それも10日間連続というのはちょっと異常な心境。昨年の入院種々とは違うが、すべてを一人で背負わなければならない。10日間の孤独生活というのは最悪(最善なのかも)孤独死もあり得る。引きこもりから孤独死までの流れがひしひしと襲ってきます。

昼食後薬を飲むとなんとロキソニンは4錠しかない。もっとあると思っていたが?午後の開診を待って病院に電話。病院では着いても中へは入れず車から電話(今はスマホがないと病気にもなれない。スマホのない人間はどうすればいいのだ?!)。どう処方されるのかは分からず、症状だけ述べて「隣の薬局からの電話を待て」との事。いつもより相当待たされる。15分以上はかかる。エアコンは入れないと暑いし、エンジンをかけっぱなしで車内待機というのはつらいものがある。やっと電話がある。

薬の説明(と言っても薬を見てるわけでもないので、)何か切実感はない。通り一般の説明を聞き流すだけ。そして肝心の薬と受け渡しお金の話。とにかく人の手を介さない工夫というか殺伐たるやり取りになる。「薬は外の白い箱に置いておきますので持って行ってください」「あのー、お金の支払いは?」「コロナの薬代は負担はありませんので」「それって無料?ってこと」「はい、そうです」なんかありがたいというより、隔離されているという疎外感の方が強い。こういうやり取りというのは、感染しないというよりも人に不安感を抱かせるという妙な感じを受ける。孤独というというより、孤独へと無理やり追い込まれるという感じかなー。