ぽつんと高齢者(6) ガソリン値上げ

ウクライナ問題から石油の値上がりが叫ばれているが、ロシアが輸出をやめるなら、中近東の輸出国が増産すればいいような気がする。産油国は増産できないのではなく、自動車のEV化が叫ばれてヨーロッパや中国でガソリン車規制が始まったからだ。1930年~50年から新車のガソリン車は販売禁止になるとか?産油国はそれまでにできるだけ値上げをしようとするのは当然である。2019年、グレタとかいう少女が国連で悪魔のような叫びをあげ、欧州をはじめとして世界中がCO2削減、温暖化など確かなデータも示さず(地球の寒冷化・温暖化は2~10万年おきに起きているという)踊らされている。これらは僕には完全に政治的問題なのだ。簡単に言うと日本つぶし、トヨタつぶしである。ターゲットは日本である。テスラの電気自動車の急速な成長に世界中がビビっている。テスラの問題は製造方法から販売方法・保守・管理までがこれまでとは全く違うようだ。街中でテスラ3を一度見たが、きれいだったが車としての魅力や憧れはなかった。ヌメーとした印象で、加速の良さとかは想像しがたい感じがした。なぜこんな話をするかといえば、温暖化もCO2も石油問題ではなく、イノベーションの問題だと思うからである。

簡単に言うとEVはCO2問題でも温暖化問題でもない。石油がダメで電気ならいいというところがまったく理解できない。電気の充電機器、リチウム蓄電池の寿命と廃棄方法など問題点は様々である。インフラ整備は(日本では)とうてい間に合いそうもない。それ以前に火力発電が主流(原子力再生可能エネルギーはまだまだ遠い先)であることを考えると、石油発電した電気をエネルギーにするより、石油そのものをエネルギーにした方が送電ロスは少ないはずだ。それに充電するとすればそのインフラ整備に莫大な時間と費用が掛かる。給油時間と給電時間、バッテリーの廃棄などを考えると、人間にとって良い移動手段・配送手段は石油になる。

なお、電気は水力発電の能率化(ダムで落とした水を効率的に揚水して)でまだまだ使えるような気がする。少なくと日本で水と川があり、一番可能性が高いと思う。