キーボード考(1)

私はキーボードについてはいろいろ拘りがあるようです。初めはただ格好よさげというか見た目だけで、PCを選んだらついてきたキーボードという感じで使っていました。でも今は単独でキーボードは選べるし、格好だけでもいろいろあることを知ってしまいました。そして、ノートパソコンはUSBで外付けすれば選択できるが持ち運びを考えると、PC選択時でキーボドはほぼ押し付けになってしまう。外付け以外に選択肢はない。そういう意味でノートPC選びは慎重にならざるを得ない。これだけキーボードに慎重になったのは確かである。

私は過去に選んで買ったつもりが、トンデモキーボードで打ちにくいことこの上なしというキーボードに出会った体験があります。見た目には普通のキーボードをできるだけ小さく専有面積が小さくていいなーと思っていました。店で触ってみると(透明包装の上からですから)打ちにくいかどうかまでは分かりません。

右のキーボード(FKB107-J)を買おうと思ったのは、

  1. 専有面積が小さい。
  2. 10キーがあること。
  3. カニカルであること。
  4. 矢印キーが逆T配列であること。
  5. spaceバーが日本語キーボードとしては長いこと。

からです。3は不確かですがALPSのメカニカルだったように思います。メカニカルの打ち心地はいいのですが、許せなかったのは配列なんです。よーく見てください。ぎゅうぎゅう詰めのキーも問題でしょうがそこは見れば分かります。小さいのは特徴でもあり、テンキーは少し離してほしいとかENTERの右の1列が邪魔!という問題ではありません。文字キーの配列そのものが問題なのです。これは見ただけでは分かり難いかもしれません。買ってきて家で実際にキーを打ってみて初めて分かるような類のものです。私はキーを打ってみて初めて異様さに気が付きました。

なぜか?打っているうちに分かりました。それはA列とZ列の微妙なずれが問題なのです。普通Z列はA列と半分右へずれています。ところがこのキーボード1/4ほど右へずれているだけなんです。この少しのずれ(普通のキーとの1/4のずれ)が打っていると「キーがない」「違うキーを押している」などの違和感を生じるのです。とにかく打ちにくいキーボードです。わかる人が見れば分かる問題で、製品の問題ではないと言われればそれまでです。が、そんなこと分かるかいというのが正直なところです。自分の見る目の無さに情けなくなると同時に怒りのようなものが生まれてきました。欠陥品でもないのでしょうかね。僕に言わせれば設計ミスの販売してはならない製品のように思えます。

キーボードを買い替えたのは前のキーボードにコーヒーをこぼして「X」キーが相当強く押さないと反応しなくなったからです。しばらく無反応なそのキーボードで何度も強く押したりして我慢してきました。

それからというものキーボードは慎重に選ぶようになりました。