ポツンと高齢者#13 確定申告に行ってきました

今日確定申告に行ってきました。以前から毎年行ってますが、年々「自分で申告する」よう促す文言が増えてきており、昨年からは現徴収票なども自宅保存とかいって税務署を身軽にしているような気がする。これ自体は悪くはないのかもしれないが年に一度の確定申告には不可思議な経験がある。実は定年後、暇なので仕事をと思い「ハローワークへ行って、確定申告のPC入力のバイトをした」ことがある。現役時代は年末調整で自動的に納税調整がされていたので、退職して初めて確定申告に触れたことになる。まあ、納税というものは知らぬうちにされていたもので、無知蒙昧である。でも多分に不可解な部分もある。

  1. 申告のPC入力のお手伝いバイトをしていた時のこと。ある人が株らしい収支表かな?を持ってきて、「これは申告しないでいいんですね」ちょっとわからないのでバイトを仕切っている職員に伺うと「申告しないといけない」とのこと。「さっきあの人に聞いたら申告しなくてよいといわれた」とのこと。困っていると、その人は別の窓口へ移っていた。
  2. シルバー人材センターの配分金。金額にもよるようだが必要経費として認められていたものが、人によっては認められないことがある。この違いが判らないのだが雑所得はほぼ同じでも、還付になるときと納税になる時がある。こういう話をバイト同士で話していると、職員によって見解に違うことはよくあるようだ。時には職員が分厚い本を見ていて摺り合わせ?ているようにも見える。
    店でも店員によって価格が違うことはあるが、税にはないはずだが。www
  3. 昔は大部屋で待っていたが、昨年からLINEで予約を取らなければならなくなった。所内には「スマホでの申告」を促す掲示がいっぱいあった。スマホがないと生活そのものが難しくなってきた。
  4. 昔「確定申告は義務ではないので年金生活者はしなくてもいい」と職員に言われたことがある。還付金目当てで申告しているのに、それでは還付金さへも戻ってこないじゃないか。
  5. ある年金生活者(シルバー人材センタで働いている)に「確定申告なんてしたことがないぞ!」と言われた。「申告すれば還付金が戻ってくる」というと、年金が多いのか「関係ない。俺はやらん」という雰囲気だった。
  6. 今日は11時半に税務署につき待つこと1時間半。申告を終えて時計を見ると1時半。去年までは待っている廊下に椅子が並べてあった。今年はその椅子もない。1時間ほど立ちんぼで待ち続ける。腰痛持ちには悲劇だ。しゃがみこんではみたが。
  7. 今年は2万ほどの還付金になった。2時間ほどで3万ほどになったのだから時給15、000円のバイトと考えるとすごくいいバイトだ。

この年になっても、私的な身の処理だけではなく、納税など公的な事柄にも日々時間と取られるというのは困ったものだ。一人で処理するとなると1日に1件が限界で、精神的にまいる。立ち続けはつらく腰痛に悩まされ座り込んで待っていた。30分越えだ!